植物紋蔦紋
その強い繫殖力と紅葉の美しさから、多くの人々に愛され受け継がれてきた紋章。
現在では、その強い繫殖力が示す通り、使用家の多い十大紋のひとつになっている。
現在では、その強い繫殖力が示す通り、使用家の多い十大紋のひとつになっている。
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代表紋
蔦
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ステータス
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分布図
由来・解説
強い繫殖力と紅葉の美しさ
蔦は他の樹木や建物に「つたって」どんどん成長していくことから、その名が付けられました。生命力が強く、縁起のよい植物として、現在でも家屋の装飾などに使われています。
また蔦の漢字は地上でどんどん繁殖する「草」と、大空を自由に飛び回る「鳥」を組み合わせたもので、こちらも縁起がよいといわれています。
秋になると蔦の葉は紅色に色が変わります。その姿が秋の風物詩・楓に似ているため、別名を蔦楓(つたかえで)と呼ばれ、「地錦(つた)」と書かれることもあります。
古来よりその美しさが愛されており、平安末期の皇女・式子内親王(しきしないしんのう)は秋と恋心を重ね合わせ「秋こそあれ 人はたづねぬ 松の戸を いくへもとぢよ 蔦のもみぢ葉」という和歌を詠んでいます。
紋章としては、蔦のもつ繫殖力から子孫繁栄の意義や、その美しさを称える尚美的意義をもって採用されたと考えられています。
また関西地方では他のものに着生して繁茂することから、嫁ぐ娘の幸せを願って女紋として持たせたといわれています。
ちなみに女紋とは、関西を中心とする西日本で、女性だけが付ける紋のことを指します。これは家紋とは区別され、主に母方の血筋によって受け継がれているものであり、独自の風習といえます。
また蔦の漢字は地上でどんどん繁殖する「草」と、大空を自由に飛び回る「鳥」を組み合わせたもので、こちらも縁起がよいといわれています。
秋になると蔦の葉は紅色に色が変わります。その姿が秋の風物詩・楓に似ているため、別名を蔦楓(つたかえで)と呼ばれ、「地錦(つた)」と書かれることもあります。
古来よりその美しさが愛されており、平安末期の皇女・式子内親王(しきしないしんのう)は秋と恋心を重ね合わせ「秋こそあれ 人はたづねぬ 松の戸を いくへもとぢよ 蔦のもみぢ葉」という和歌を詠んでいます。
紋章としては、蔦のもつ繫殖力から子孫繁栄の意義や、その美しさを称える尚美的意義をもって採用されたと考えられています。
また関西地方では他のものに着生して繁茂することから、嫁ぐ娘の幸せを願って女紋として持たせたといわれています。
ちなみに女紋とは、関西を中心とする西日本で、女性だけが付ける紋のことを指します。これは家紋とは区別され、主に母方の血筋によって受け継がれているものであり、独自の風習といえます。
蔦紋武将
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使用諸家
椎名 高安 富田 松平 六郷 仁科 水谷 荒川 松井 橋爪 石川 etc -
主な有名人
松永久秀(1510年−1577年)【蔦紋】
藤堂高虎(1556年−1630年)【藤堂蔦紋】
- 派生家紋数
- 約82種
- イメージカラー
- 裏葉色
- 検索ヒット数
- 10.7万件
- 家紋使用ランキング
- 7位