植物紋鐵線紋
まるで鉄のように強靭な「つる」が特徴。茶会の席に飾るお茶花として愛された。
紋章としては鉄線の実を描いたものと、花を描いたものに大きく分類される。
紋章としては鉄線の実を描いたものと、花を描いたものに大きく分類される。
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代表紋
六つ鐵線
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ステータス
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分布図
由来・解説
さわやかな色に秘められた強い意思
鉄線の花は青紫色や白色で、初夏を彩るさわやかな植物です。その名前の通り、まるで鉄でできているかのように強い蔓が特徴で、そこから「甘い束縛」という花言葉も付けられました。
中国原産の植物で、定説では江戸時代の寛永年間に日本に伝わったといわれており、茶会の席に飾るお茶花として愛されました。
しかし、寛永年間以前にも鉄線の文様はさまざまなものに描かれており、安土桃山時代の能装束や小袖には鉄線を唐草のように文様化したものが多く残されています。もしかしたら、もう少し早い時代に日本に伝わっていたのかもしれません。
紋帖では「鉄仙」と書かれることもあり、その形状には明らかに異なる二種類があります。
主流は車状の形のもので、これは鉄線の実を描いたものとされています。
鉄線の実は熟すと細かな毛が出て、綿をまとったようにもみえるので、その形を車状にしたのでしょう。ただこれは別の紋であるともいわれています。
もうひとつは実際の花を模ったものです。こちらは花びらの枚数と同じ六枚で描かれることが多いです。
家紋としては尚美的な意義をもって用いられ、特にお茶花として愛されたことから、茶道に関する家での使用が多くみられます。
中国原産の植物で、定説では江戸時代の寛永年間に日本に伝わったといわれており、茶会の席に飾るお茶花として愛されました。
しかし、寛永年間以前にも鉄線の文様はさまざまなものに描かれており、安土桃山時代の能装束や小袖には鉄線を唐草のように文様化したものが多く残されています。もしかしたら、もう少し早い時代に日本に伝わっていたのかもしれません。
紋帖では「鉄仙」と書かれることもあり、その形状には明らかに異なる二種類があります。
主流は車状の形のもので、これは鉄線の実を描いたものとされています。
鉄線の実は熟すと細かな毛が出て、綿をまとったようにもみえるので、その形を車状にしたのでしょう。ただこれは別の紋であるともいわれています。
もうひとつは実際の花を模ったものです。こちらは花びらの枚数と同じ六枚で描かれることが多いです。
家紋としては尚美的な意義をもって用いられ、特にお茶花として愛されたことから、茶道に関する家での使用が多くみられます。
鐵線紋武将
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使用諸家
永井 片桐 平田 金子 宇田川 藪 瓜生 寺尾 轟 泉田 腰山 秦 etc -
主な有名人
大村益次郎(1824年−1869年)【五弁鐵線紋】
櫻間伴馬(1836年−1917年)【鐵線紋】
- 派生家紋数
- 約35種
- イメージカラー
- 青紫色
- 検索ヒット数
- 77.4万件
- 家紋使用ランキング
- 66位