動物紋鷹の羽紋
獲物を狩る勇猛な姿と矢羽根に使用する鷹の羽に勝利を見出した武士。
鷹の羽だけでなく、鷹そのものを描いた家紋も存在する。十大紋の雄。
鷹の羽だけでなく、鷹そのものを描いた家紋も存在する。十大紋の雄。
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代表紋
違ひ鷹の羽
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ステータス
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分布図
由来・解説
武士が好んだ勇猛果敢な鷹
鷹は勇猛果敢に素早く獲物を狩るだけでなく、知性も非常に高いのが特徴です。そのため古代より、野鳥や兎、狐などを狩る「鷹狩」の相棒として、人と共に暮らしてきました。
古墳時代の出土品の中には、腕に鷹を乗せた埴輪(はにわ)も存在しています。
現在は鷹を育て扱う人を鷹匠(たかじょう)と呼びますが、古語においては鳥狩(とがり)や鷹田、鷹野などと呼ばれたそうです。
また鷹の羽は、和弓の矢に用いられる矢羽根の材料として重宝されていました。鎌倉時代に記された『吾妻鏡(あずまかがみ)』には、箱に納められた鷹の羽が贈答品とされていたという旨の記述があり、そのことからも、鷹の羽は武具の象徴的な存在として扱われていたことがわかります。
家紋としては、和弓の矢羽根に使用する鷹の羽、また鷹自身が獲物を狩る勇猛な姿から尚武的意義をもって、武家で数多く使用されるようになりました。武士が多く用いた紋であることから、東京や九州の太宰府など武家政権があった土地で多く使用されているのも特徴です。
図案としては鷹の羽を2枚並べた「並び鷹の羽」、交差させた「違い鷹の羽」など豊富な種類が存在します。
ただ、「矢紋」にも鷹の羽が使用されることが多く、混同されやすいので注意が必要です。
古墳時代の出土品の中には、腕に鷹を乗せた埴輪(はにわ)も存在しています。
現在は鷹を育て扱う人を鷹匠(たかじょう)と呼びますが、古語においては鳥狩(とがり)や鷹田、鷹野などと呼ばれたそうです。
また鷹の羽は、和弓の矢に用いられる矢羽根の材料として重宝されていました。鎌倉時代に記された『吾妻鏡(あずまかがみ)』には、箱に納められた鷹の羽が贈答品とされていたという旨の記述があり、そのことからも、鷹の羽は武具の象徴的な存在として扱われていたことがわかります。
家紋としては、和弓の矢羽根に使用する鷹の羽、また鷹自身が獲物を狩る勇猛な姿から尚武的意義をもって、武家で数多く使用されるようになりました。武士が多く用いた紋であることから、東京や九州の太宰府など武家政権があった土地で多く使用されているのも特徴です。
図案としては鷹の羽を2枚並べた「並び鷹の羽」、交差させた「違い鷹の羽」など豊富な種類が存在します。
ただ、「矢紋」にも鷹の羽が使用されることが多く、混同されやすいので注意が必要です。
鷹の羽紋武将
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使用諸家
町野 菊池 後藤 稲毛 美馬 井上 片桐 太田 倉光 筒井 中村 etc -
主な有名人
菊池武光(1319年−1373年)【竝び鷹の羽紋】
浅野長矩(1667年−1701年)【浅野鷹の羽紋】
- 派生家紋数
- 約76種
- イメージカラー
- 金色
- 検索ヒット数
- 66.7万件
- 家紋使用ランキング
- 3位