植物紋杉紋
樹齢が数百年を超えるものが多数存在し、古来より多くの地域で神木として崇められる。
最古の神々の一柱である、大物主大神の化身が棲まう「巳の神杉」が有名。
最古の神々の一柱である、大物主大神の化身が棲まう「巳の神杉」が有名。
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代表紋
一本杉
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ステータス
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分布図
由来・解説
人命を超える圧倒的存在が信仰へ
杉は日本固有の針葉樹で、江戸時代の貝原益軒が編纂した『大和本草(やまとほんぞう)』によると、真直ぐの木、「直木(すぐき)」が名前の由来になっているといわれています。ただ本居宣長はその由来を『古事記』に求め、「直木」ではなく「進木(すすぎ)」と指摘しています。
また杉は樹齢が数百年を超えるものも多数存在し、古来より多くの地域で神木として神聖視されてきました。そのため家紋としても信仰的意義をもって用いられました。
杉の紋で有名なのは、大和国(現・奈良県桜井市)の大神神社(おおみわじんじゃ)です。
この神社の御神体は、神社の背後に広がる三輪山であるため、神社内には本殿がありません。神社内には「しるしの杉」「衣掛杉(ころもがけのすぎ)」「おだまき杉」とさまざまな神木が祀られていますが、一番有名なのは「巳の神杉(みのかみすぎ)」と呼ばれる神木です。
これは主祀神の大物主大神(おおものぬしのおおかみ)の化身の白蛇が棲むことから名付けられ、現在も参拝者から白蛇の好物である卵がお供えされています。
この大物主大神は海を照らし現れた蛇神といわれており、蛇がネズミを捕食することから、稲作豊穣の神としても有名です。また『古事記』によると神武天皇の岳父、綏靖(すいぜい)天皇の外祖父にあたるとされ、最古の神々の一柱でもあると考えられています。
また杉は樹齢が数百年を超えるものも多数存在し、古来より多くの地域で神木として神聖視されてきました。そのため家紋としても信仰的意義をもって用いられました。
杉の紋で有名なのは、大和国(現・奈良県桜井市)の大神神社(おおみわじんじゃ)です。
この神社の御神体は、神社の背後に広がる三輪山であるため、神社内には本殿がありません。神社内には「しるしの杉」「衣掛杉(ころもがけのすぎ)」「おだまき杉」とさまざまな神木が祀られていますが、一番有名なのは「巳の神杉(みのかみすぎ)」と呼ばれる神木です。
これは主祀神の大物主大神(おおものぬしのおおかみ)の化身の白蛇が棲むことから名付けられ、現在も参拝者から白蛇の好物である卵がお供えされています。
この大物主大神は海を照らし現れた蛇神といわれており、蛇がネズミを捕食することから、稲作豊穣の神としても有名です。また『古事記』によると神武天皇の岳父、綏靖(すいぜい)天皇の外祖父にあたるとされ、最古の神々の一柱でもあると考えられています。
杉紋武将
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使用諸家
狩野 本多 新見 杉 大神 三輪 高宮 尾形 上林 小島 岩瀬 杉浦 etc -
岩瀬忠震(1818年−1861年)【丸に三本杉紋】
杉孫七郎(1835年−1920年)【重ね三本杉紋】
- 派生家紋数
- 約40種
- イメージカラー
- 常盤色
- 検索ヒット数
- 50.3万件
- 家紋使用ランキング
- 33位