龍

動物紋龍紋

すべての生き物の祖といわれ、古来より神獣として崇められてきた。
家紋としては最上級の龍と最下級の雨龍が見受けられる。
  • 代表紋

    雨龍の丸

    雨龍の丸

  • ステータス

    龍_ステータス
  • 分布図

    龍_分布

由来・解説

伝説の神獣に天下を夢見た武家

龍は中国の伝説上の生き物で、水中や地中に棲み、空を飛び、雲や雨、稲妻を起こす神獣とされ、すべての生き物の祖といわれています。
その姿形は、大蛇のような長大な胴に五本の指をもつ四肢、耳、角があり、顔には長い髯をたくわえているといわれます。そして喉下には逆鱗(げきりん)があり、顎下には宝珠を持ち、鋭い牙を剥いた凶暴な面をしていると考えられています。
中国の歴史書『史記』には、漢の高祖・劉邦の出生時に龍が出現すると記載されており、古来より中国皇帝のシンボルとされてきました。
龍には「龍」「蛟(みずち)」「應(おう):蜃(しん)」「蚪(と)」「璃(ち):蟠(ばん)」の順で五段階の階級があります。この中でも文様や家紋に描かれるのは、最上級の龍と最下級の璃龍です。璃龍は別名・雨龍(あまりょう)とも呼ばれ、水中に棲んでいますが、翼がないために天に昇れない龍のことです。
一説によると、龍は五百年で角をもち、五千年で翼をもつということから、いずれ天に昇るという思いを込めたものと考えられます。
日本でも龍は皇帝を表す動物として武家に愛され、瑞祥的意義をもって用いられました。他にも龍は河川の象徴でもあるので、重要な河川を守護するために、川の近くに建てられた寺社でもよく用いられています。

龍紋武将

  • 使用諸家
    緒方 三田井 坂上 立見 佐太 神代 倶利伽羅 大塚 善 浅野 清田 etc
  • 主な有名人
    樫村清徳(1848年−1902年)【細輪に龍の子紋】
    瀬木博尚(1852年−1939年)【雨龍の丸紋】
派生家紋数
約35種
イメージカラー
黄色
検索ヒット数
679万件
家紋使用ランキング
65位

関連紋

主な派生紋

  • 隅立雨龍

    隅立雨龍

  • 雨龍菱

    雨龍菱

  • 対い雨龍

    對ひ雨龍

  • 入れ違い雨龍

    入れ違ひ雨龍

  • 三つ雨龍

    三つ雨龍

  • 龍の丸

    龍の丸

  • 日蓮宗龍の丸

    日蓮宗龍の丸

  • 龍剣の丸

    龍劍の丸

  • 玉持龍の爪

    玉持龍の爪

  • 龍の鱗

    龍の鱗

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