植物紋龍膽紋
根が龍の胆のように苦いことから、龍胆と呼ばれたのが語源といわれる。
「笹竜胆」の呼称から竹笹紋と混同されがちなので、注意が必要。
「笹竜胆」の呼称から竹笹紋と混同されがちなので、注意が必要。
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代表紋
笹龍膽
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ステータス
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分布図
由来・解説
熊の胆より苦い龍の胆
竜胆は他の草木が枯れ始める秋頃に、釣鐘形の鮮やかな青紫の花を上向けにいくつも咲かせます。古くから観賞花として愛されており、『源氏物語』にも「心とどめ取り分き植ゑたまふ龍胆」と栽培されている場面が描かれるほどの人気でした。
その根は漢方として活用されますが、味が熊の胆よりさらに苦いために、中国では龍の胆とされ、「龍胆(りゅうたん)」と呼びました。日本ではその「りゅうたん」が「りんどう」に訛ったといわれています。
また竜胆は古くは「疫病草(えやみぐさ)」とも呼ばれました。これは夏を超え、体が弱っている時期に、竜胆の苦い根を生薬としていたことに由来します。
他にも葉の形が笹に似ているところから「笹竜胆」と呼ばれることもあります。
紋章としては、その美しい形から公家の久我家が車紋として使用したのが始まりとされています。その後、公家を中心に尚美的意義をもって用いられるようになりました。
また歌舞伎の人気演目である「勧進帳(かんじんちょう)」において、源義経が竜胆紋を付けたことから、竜胆紋が源氏の代表紋と一般的に思われているかもしれません。しかし、実際には源氏での使用は少なく、そのほとんどが公家で使用されています。
その根は漢方として活用されますが、味が熊の胆よりさらに苦いために、中国では龍の胆とされ、「龍胆(りゅうたん)」と呼びました。日本ではその「りゅうたん」が「りんどう」に訛ったといわれています。
また竜胆は古くは「疫病草(えやみぐさ)」とも呼ばれました。これは夏を超え、体が弱っている時期に、竜胆の苦い根を生薬としていたことに由来します。
他にも葉の形が笹に似ているところから「笹竜胆」と呼ばれることもあります。
紋章としては、その美しい形から公家の久我家が車紋として使用したのが始まりとされています。その後、公家を中心に尚美的意義をもって用いられるようになりました。
また歌舞伎の人気演目である「勧進帳(かんじんちょう)」において、源義経が竜胆紋を付けたことから、竜胆紋が源氏の代表紋と一般的に思われているかもしれません。しかし、実際には源氏での使用は少なく、そのほとんどが公家で使用されています。
龍膽紋武将
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使用諸家
久我 中院 愛宕 岩倉 植松 梅渓 久世 石川 越智 有馬 池田 別所 etc -
主な有名人
石川数正(1533年−1593年)【石川龍膽紋】
木曽義昌(1540年−1595年)【笹龍膽紋】
- 派生家紋数
- 約60種
- イメージカラー
- 竜胆色
- 検索ヒット数
- 27.3万件
- 家紋使用ランキング
- 26位