器材・建造紋扇紋
扇には風を送る以外にも宗教的意義で用いられたり、武器、小道具など、さまざまな役割がある。
そのため扇紋にも扇、地紙、骨扇、槍扇の四種があり、それぞれ意義が異なり区別される。
そのため扇紋にも扇、地紙、骨扇、槍扇の四種があり、それぞれ意義が異なり区別される。
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代表紋
五本骨扇
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ステータス
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分布図
由来・解説
さまざまな用途がある珍しい紋章
扇は風を送る「あふぐ」という言葉からその名が付けられました。送風以外にも、昔からさまざまな役割があり、礼儀として口元を隠したり、宗教的意義で用いたり、鉄扇などの武器、能や狂言、落語などの小道具としても使われます。
また家紋としても、扇、地紙(じがみ)、骨扇(ほねおうぎ)、檜扇(ひおうぎ)の四種類があり、それぞれが区別されています。
まず一番多いのが扇です。一般的に扇子と呼ばれ、現在でも使われています。形状が「末広」に通じるとして瑞祥的な意義で使われます。
二つ目の地紙は扇の骨に貼る紙のことを指し、扇の骨は描かれないのが特徴です。江戸時代には、好みの絵や風景を扇に貼るのが流行したために生まれた紋だと考えられます。
三つ目の骨扇は扇骨(おうぎぼね)とも呼ばれます。これは扇の骨を紋章化したもので地紙が貼られていないのが特徴です。主家を立てるために骨だけを紋章としたと考えられ、稀少紋のひとつです。
四つ目の檜扇は宮中で主に顔隠しとして用いられた扇です。身分を示すための道具であり、一種のステータスとして採用された紋章です。
扇紋は紋帖では一括りにされますが、実際には細かな分類があるのも他の家紋との違いといえます。
また家紋としても、扇、地紙(じがみ)、骨扇(ほねおうぎ)、檜扇(ひおうぎ)の四種類があり、それぞれが区別されています。
まず一番多いのが扇です。一般的に扇子と呼ばれ、現在でも使われています。形状が「末広」に通じるとして瑞祥的な意義で使われます。
二つ目の地紙は扇の骨に貼る紙のことを指し、扇の骨は描かれないのが特徴です。江戸時代には、好みの絵や風景を扇に貼るのが流行したために生まれた紋だと考えられます。
三つ目の骨扇は扇骨(おうぎぼね)とも呼ばれます。これは扇の骨を紋章化したもので地紙が貼られていないのが特徴です。主家を立てるために骨だけを紋章としたと考えられ、稀少紋のひとつです。
四つ目の檜扇は宮中で主に顔隠しとして用いられた扇です。身分を示すための道具であり、一種のステータスとして採用された紋章です。
扇紋は紋帖では一括りにされますが、実際には細かな分類があるのも他の家紋との違いといえます。
扇紋武将
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使用諸家
佐竹 山中 笠木 安食 山方 平沢 山中 殖田 渡辺 原田 鳥井 浅野 etc -
長野業政(1491年-1561年)【檜扇紋】
角倉了以(1554年-1614年)【扇地紙に片喰紋】
- 派生家紋数
- 約106種
- イメージカラー
- 赤色
- 検索ヒット数
- 635万件
- 家紋使用ランキング
- 21位