熨斗

器材・建造紋熨斗紋

元来、熨斗は「熨斗鮑」と呼ばれ、慶事の進物や儀式の肴として用いた縁起物。
現在でも、伊勢神宮では古来の製法で調製された熨斗鮑が奉納される。
  • 代表紋

    抱熨斗

    抱熨斗

  • ステータス

    熨斗_ステータス
  • 分布図

    熨斗_分布

由来・解説

琥珀色に輝く縁起物

元来、熨斗は「熨斗鮑」と呼ばれ、薄く削いだ鮑を乾燥させて、琥珀色の生乾きになったところで火熨斗(ひのし)と呼ばれる昔のアイロンで引き延ばし、さらに乾燥させたものを指しました。
慶事の進物や儀式の肴として用いましたが、時代が下るとともに次第に簡略化され、現在では鮑に見立てた黄色い紙を長六角形の色紙で包み、形式的に袋に付けたり、印刷したりされています。
「のし」は延長を意味する言葉で延寿(のし)に通じ、また鮑は長寿をもたらす食べ物とされていました。
そのため古来より熨斗は縁起物とされ、神様へのお供え物としても用いられました。
ちなみに現在でも、伊勢神宮では、古来の製法で調製された熨斗鮑が、六月と十二月の月次祭(つきなみさい)、十月の神嘗祭(かんなめさい)で奉納されています。この伝統的な技法は、三重県の県指定無形民俗文
化財にも指定されています。
紋章としては瑞祥的な意義をもって用いられるようになり、その形状は、帯状になった鮑を束ねて立たせたり、輪を描いたりしたものが多くみられます。
兵庫県や徳島県、愛知県などの沿岸部に多く分布しています。

熨斗紋武将

  • 使用諸家
    河野 奈佐 三宮 岩竹 井関 牛込 下田 広田 福本 長田 益富 高柳 etc
  • 主な有名人
    個人特定不可
派生家紋数
約46種
イメージカラー
琥珀色
検索ヒット数
40.3万件
家紋使用ランキング
64位

関連紋

主な派生紋

  • 抱結び熨斗

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  • 立ち束ね熨斗

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  • 違い熨斗

    違ひ熨斗

  • 三つ寄せ熨斗

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  • 三つ組合熨斗

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  • 熨斗桐

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  • 揚羽熨斗蝶

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  • 折熨斗蝶

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  • 熨斗鶴

    熨斗鶴

  • 熨斗(國懸神宮)

    國懸神宮(熨斗)

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