植物紋撫子紋
大和撫子と唐撫子は共に平安貴族に愛された多年草の植物。
尚美的に用いられたのが大和撫子であり、尚武的に用いられたのが唐撫子。
尚美的に用いられたのが大和撫子であり、尚武的に用いられたのが唐撫子。
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代表紋
撫子
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ステータス
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分布図
由来・解説
大和撫子は尚美的に、唐撫子は尚武的に
撫子は毎年ピンク色や赤色の花を咲かせる多年草で、世界には約三百種が分布しています。
「撫でたくなるほど可愛らしい」ことから名付けられたといわれており、「撫でし子」と語意が通じることからも、しばしば子どもや女性にたとえられ、和歌にも多く詠まれてきました。
古来、撫子は大和撫子、河原撫子(かわらなでしこ)と呼ばれており、平安時代に中国から輸入された唐撫子、別名、石竹(せきちく)と区別されていました。
『枕草子』には、「草の花はなでしこ 唐のはさらなり やまともめでたし」という記述があり、平安時代の貴族に大和撫子、唐撫子ともに愛されていたことがわかります。
家紋となっているのは見た目が美しい日本古来の大和撫子であるといわれていますが、その図柄には唐撫子を模ったものも多数あります。
これは中国では虎と見間違えた石に矢を射かけると、その矢が石に刺さり後に石竹(唐撫子)になったという故事があり、それを好んだ武家が唐撫子(石竹)を尚武的な意義をもって家紋として用いたためと考えられています。
紋帖では両者は区別されますが、使用諸氏に違いはなく特に区別もされていないのが現状です。
「撫でたくなるほど可愛らしい」ことから名付けられたといわれており、「撫でし子」と語意が通じることからも、しばしば子どもや女性にたとえられ、和歌にも多く詠まれてきました。
古来、撫子は大和撫子、河原撫子(かわらなでしこ)と呼ばれており、平安時代に中国から輸入された唐撫子、別名、石竹(せきちく)と区別されていました。
『枕草子』には、「草の花はなでしこ 唐のはさらなり やまともめでたし」という記述があり、平安時代の貴族に大和撫子、唐撫子ともに愛されていたことがわかります。
家紋となっているのは見た目が美しい日本古来の大和撫子であるといわれていますが、その図柄には唐撫子を模ったものも多数あります。
これは中国では虎と見間違えた石に矢を射かけると、その矢が石に刺さり後に石竹(唐撫子)になったという故事があり、それを好んだ武家が唐撫子(石竹)を尚武的な意義をもって家紋として用いたためと考えられています。
紋帖では両者は区別されますが、使用諸氏に違いはなく特に区別もされていないのが現状です。
撫子紋武将
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使用諸家
蘆田 井上 赤井 斉藤 疋田 秋月 堺 柴田 山口 東条 大橋 浅岡 乾 etc -
主な有名人
斎藤義龍(1527年−1561年)【撫子紋】
秋月種実(1548年−1596年)【三つ盛撫子紋】
- 派生家紋数
- 約46種
- イメージカラー
- 撫子色
- 検索ヒット数
- 86万件
- 家紋使用ランキング
- 53位