植物紋茗荷紋
茗荷は冥加に通ずるため、神仏の加護を得られる縁起のよい紋として広く愛された。
ただその成立は謎に包まれているため、デザインが酷似した「杏葉紋」の転化かもしれない。
ただその成立は謎に包まれているため、デザインが酷似した「杏葉紋」の転化かもしれない。
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代表紋
抱茗荷
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ステータス
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分布図
由来・解説
謎多き異神・摩多羅神の象徴
茗荷は生姜(しょうが)とともに中国から輸入された食物で、香りの強い生姜を「兄香(せうか) 」と呼び、香りの弱い茗荷を「妹香(めうか)」と呼んだことから、その名前が付いたといわれています。
他にも、釈迦の弟子にもの覚えの悪い者がいたことに由来する説もあります。その弟子は自分の名前さえ忘れてしまうために、常に首に名札を掛けていましたが、死ぬまで自分の名前を覚えることができませんでした。その弟子の死後に、お墓に見慣れない草が生えており、「名を荷って生きた」ことにちなんでその草が、茗荷と名付けられたというお話です。
文様としては目立った使用が見当たらず、初めから家紋として成立した紋章、もしくは図案がよく似た「杏葉紋(ぎょうようもん)」から転化した紋章といわれています。
また茗荷は念仏の守護神、芸能の神として信仰を集めた摩多羅神(またらじん)のシンボルでもあります。摩多羅神は謎の多い神様ですが、その姿は鼓(つづみ)を持った笑顔を振りまく翁であり、丁禮多(ていれいた)、爾子多(にした)という2人の童子が笹と茗荷の葉を持つとされています。
その他にも神仏から知らず知らずに受ける加護を意味する「冥加(みょうが) 」に読みが通じることから、神仏の加護が得られる縁起のよい紋として神社や寺で用いられ、現在では十大紋のひとつになっています。
他にも、釈迦の弟子にもの覚えの悪い者がいたことに由来する説もあります。その弟子は自分の名前さえ忘れてしまうために、常に首に名札を掛けていましたが、死ぬまで自分の名前を覚えることができませんでした。その弟子の死後に、お墓に見慣れない草が生えており、「名を荷って生きた」ことにちなんでその草が、茗荷と名付けられたというお話です。
文様としては目立った使用が見当たらず、初めから家紋として成立した紋章、もしくは図案がよく似た「杏葉紋(ぎょうようもん)」から転化した紋章といわれています。
また茗荷は念仏の守護神、芸能の神として信仰を集めた摩多羅神(またらじん)のシンボルでもあります。摩多羅神は謎の多い神様ですが、その姿は鼓(つづみ)を持った笑顔を振りまく翁であり、丁禮多(ていれいた)、爾子多(にした)という2人の童子が笹と茗荷の葉を持つとされています。
その他にも神仏から知らず知らずに受ける加護を意味する「冥加(みょうが) 」に読みが通じることから、神仏の加護が得られる縁起のよい紋として神社や寺で用いられ、現在では十大紋のひとつになっています。
茗荷紋武将
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使用諸家
二宮 稲垣 堀 中根 川口 小沢 羽田 赤林 矢田 春田 大沢 水谷 etc -
主な有名人
堀尾吉晴(1544年−1611年)【抱茗荷紋】
喜多川歌麿(1753年−1806年)【丸に抱茗荷紋】
- 派生家紋数
- 約46種
- イメージカラー
- 薄紅色
- 検索ヒット数
- 1.4万件
- 家紋使用ランキング
- 12位