文様・文字・図符紋萬字紋
「卍」は古代より吉祥を表す紋として、世界中で用いられてきた。
しかし、ナチスが右卍を象徴としたため、欧州では忌まわしい紋として扱われる。
しかし、ナチスが右卍を象徴としたため、欧州では忌まわしい紋として扱われる。
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代表紋
左萬字
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ステータス
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分布図
由来・解説
最高神の一柱・ヴィシュヌ神の胸の旋毛
万字はヒンドゥー教や仏教で用いられる吉祥の印であり、日本では仏教を象徴する記号としてよく知られています。その形状は、漢字としても使用され、回転を表すといわれる「卍」を紋章化したものです。
ヒンドゥー教では最高神の一柱・ヴィシュヌ神の胸の旋毛(つむじ)を模ったものといわれており、インドの宗教であるジャイナ教では吉祥を表すといわれています。
また仏教では釈迦の胸や足裏の瑞相を由来とし、左卍は和の元、右卍は力の元ともいわれ、力のある印として尊ばれてきました。
世界最古の卍は、新石器時代のマンモスの牙に彫られているといわれ、日本においては、奈良時代の薬師寺中尊薬師如来の掌と足の裏に刻まれているのが最古の卍文様です。
家紋としては瑞祥的意義をもって寺院で用いられることが多いですが、一部、隠れキリシタンが卍の中に十字架を見出して使用したともいわれています。
また西洋でも卍は古典的で普遍的な文様のひとつでしたが、ヒトラー率いるナチスが右卍をアーリア人の象徴として採用し、ハーケンクロイツとして用いたため、現在でも右卍はもちろん、左卍ですら忌まわしいシンボルとされています。
ヒンドゥー教では最高神の一柱・ヴィシュヌ神の胸の旋毛(つむじ)を模ったものといわれており、インドの宗教であるジャイナ教では吉祥を表すといわれています。
また仏教では釈迦の胸や足裏の瑞相を由来とし、左卍は和の元、右卍は力の元ともいわれ、力のある印として尊ばれてきました。
世界最古の卍は、新石器時代のマンモスの牙に彫られているといわれ、日本においては、奈良時代の薬師寺中尊薬師如来の掌と足の裏に刻まれているのが最古の卍文様です。
家紋としては瑞祥的意義をもって寺院で用いられることが多いですが、一部、隠れキリシタンが卍の中に十字架を見出して使用したともいわれています。
また西洋でも卍は古典的で普遍的な文様のひとつでしたが、ヒトラー率いるナチスが右卍をアーリア人の象徴として採用し、ハーケンクロイツとして用いたため、現在でも右卍はもちろん、左卍ですら忌まわしいシンボルとされています。
萬字紋武将
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使用諸家
横山 高木 津軽 蜂須賀 松平 岡部 木部 人見 朝比奈 谷辺 都築 永井 etc -
主な有名人
蜂須賀家政(1558年−1639年)【萬字紋】
支倉常長(1571年−1622年)【違ひ矢に右萬字紋】
- 派生家紋数
- 約46種
- イメージカラー
- 紫色
- 検索ヒット数
- 5.7万件
- 家紋使用ランキング
- 50位