植物紋片喰紋
片喰の葉はハート型。繁殖力が強く、縁起を担いで公家・武家に好まれた。
鏡を磨く際に用いられたため「鏡草(かがみぐさ)」とも呼ばれる。
鏡を磨く際に用いられたため「鏡草(かがみぐさ)」とも呼ばれる。
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代表紋
片喰
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ステータス
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分布図
由来・解説
身近な草花を愛する日本の心
片喰は日本全国に自生しており、ハート型の三枚の葉が特徴の植物です。強く地面に根を張り、繁殖力も高く、人や動物に踏まれても、何度でも起ち上がる生命力があります。そのため、「家が絶えず、子孫が繁栄していく」という意味に通じるとされ、多くの公家・武家に好まれました。
夜には葉を閉じるため、葉が半分に食いちぎられたように見えることから、「片喰」「傍喰(かたばみ)」と名付けられました。
また茎や葉には蓚酸(しゅうさん)が含まれており、噛むと酸味があることから「酢漿草(かたばみ)」とも書かれます。
他にも鏡がまだ真鍮(しんちゅう)や鉄製の時代には、蓚酸にさびを取る効果があるので、鏡の表面を磨くために片喰が用いられました。そのため「鏡草(かがみぐさ)」とも呼ばれました。当時は「片喰で鏡を磨くと想い人が現れる」ともいわれたそうです。
元来、鏡は神と人をつなぐ神秘的な媒体として用いられ、神道では鏡を御神体とするところが多くあります。
二千年の歴史がある伊勢神宮でも、三種之神器であり、太陽の象徴としても名高い「八咫鏡(やたのかがみ)」が御神体として祀られています。そのため公家・武家以外にも、神職や社家にも多く用いられています。
派生としては尚武を意味する「剣」が付加された「剣片喰」の使用も多くみられます。
夜には葉を閉じるため、葉が半分に食いちぎられたように見えることから、「片喰」「傍喰(かたばみ)」と名付けられました。
また茎や葉には蓚酸(しゅうさん)が含まれており、噛むと酸味があることから「酢漿草(かたばみ)」とも書かれます。
他にも鏡がまだ真鍮(しんちゅう)や鉄製の時代には、蓚酸にさびを取る効果があるので、鏡の表面を磨くために片喰が用いられました。そのため「鏡草(かがみぐさ)」とも呼ばれました。当時は「片喰で鏡を磨くと想い人が現れる」ともいわれたそうです。
元来、鏡は神と人をつなぐ神秘的な媒体として用いられ、神道では鏡を御神体とするところが多くあります。
二千年の歴史がある伊勢神宮でも、三種之神器であり、太陽の象徴としても名高い「八咫鏡(やたのかがみ)」が御神体として祀られています。そのため公家・武家以外にも、神職や社家にも多く用いられています。
派生としては尚武を意味する「剣」が付加された「剣片喰」の使用も多くみられます。
片喰紋武将
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使用諸家
冷泉 多賀 上泉 竹内 大舘 酒井 長宗我部 山田 宇喜多 成瀬 etc -
主な有名人
長曾我部元親(1539年−1599年)【七つ片喰紋】
成瀬正成(1567年−1625年)【丸に片喰紋】
- 派生家紋数
- 約95種
- イメージカラー
- 鮮緑色
- 検索ヒット数
- 50.9万件
- 家紋使用ランキング
- 1位