植物紋杜若紋
杜若はその優雅さと美しさから公家に愛された花。
家紋としては、公家専用といっても差し支えないほど、公家以外での使用が見当たらない。
家紋としては、公家専用といっても差し支えないほど、公家以外での使用が見当たらない。
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代表紋
杜若の花
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ステータス
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分布図
由来・解説
公家が愛した優雅な花
杜若の姿は優雅で美しく、奈良・平安時代の貴族に愛されました。杜若は本来「とじゃく」と読み、藪茗荷(やぶみょうが)の漢名でしたが、「かきつばた」と混同され、現在もこの字が使用されています。
杜若といえば、在原業平が「かきつばた」の五文字を頭文字に使用して詠んだ歌が有名です。
「から衣 きつつなれにし 妻しあれば はるばるきぬる 旅をしそ思ふ」
この歌は都から東国へ旅をした在原業平が、三河の八橋という杜若が美しく咲く所で詠まれた歌とされています。着続けて体になじんだ唐衣のように、なれ親しんだ妻が都にいるので、都を遠く離れてしまった旅をしみじみと思う、という意味で旅のさみしさを表しています。
また「何れ菖蒲(あやめ)か杜若」ということわざもあります。これは「菖蒲」と「杜若」は大変よく似た美しい花であり、区別するのが困難なことから、どちらも優れていて選択に迷うことのたとえとして使われています。また一部の家や神社では、「かきつばた」紋ではなく「あやめ」紋と称する場合もあります。
文様としては、平安時代から牛車の車紋や衣服の装飾として使用され、次第に家紋として用いられました。
杜若紋は武家での使用はほとんどみられず、公家専用の家紋といっても差し支えありません。
杜若といえば、在原業平が「かきつばた」の五文字を頭文字に使用して詠んだ歌が有名です。
「から衣 きつつなれにし 妻しあれば はるばるきぬる 旅をしそ思ふ」
この歌は都から東国へ旅をした在原業平が、三河の八橋という杜若が美しく咲く所で詠まれた歌とされています。着続けて体になじんだ唐衣のように、なれ親しんだ妻が都にいるので、都を遠く離れてしまった旅をしみじみと思う、という意味で旅のさみしさを表しています。
また「何れ菖蒲(あやめ)か杜若」ということわざもあります。これは「菖蒲」と「杜若」は大変よく似た美しい花であり、区別するのが困難なことから、どちらも優れていて選択に迷うことのたとえとして使われています。また一部の家や神社では、「かきつばた」紋ではなく「あやめ」紋と称する場合もあります。
文様としては、平安時代から牛車の車紋や衣服の装飾として使用され、次第に家紋として用いられました。
杜若紋は武家での使用はほとんどみられず、公家専用の家紋といっても差し支えありません。
杜若紋武将
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使用諸家
花山院 中山 壬生 石山 高力 野宮 今城 小浜 幸田 田口 深瀬 etc -
主な有名人
個人特定不可
- 派生家紋数
- 約40種
- イメージカラー
- 杜若色
- 検索ヒット数
- 25.3万件
- 家紋使用ランキング
- 58位