植物紋稻紋
古代より稲に関する重要な事柄には多くの神々が存在したため、信仰的な意義が強い紋章。
鈴木姓の分布にほぼ比例し、静岡県をはじめとする東海地方に多くみられる。
鈴木姓の分布にほぼ比例し、静岡県をはじめとする東海地方に多くみられる。
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代表紋
左稻の丸
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ステータス
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分布図
由来・解説
世界に類をみない日本独自の紋章
稲の実である米は、古来より日本人の主食であり、最も身近な植物として共に生きてきました。そのため古くからさまざまな装飾に文様として使用されています。ただ、世界的には文様としての使用はあまりみられないので、日本独自の紋であると言っても過言ではありません。
また「幣紋」や「熨斗紋」など、神道に関わるものとの組み合わせが多いのが特徴です。他には稲と関わりが深い「雀紋」と組み合わせて使用されていることもよく見られます。
稲を収穫し、山なりに稲穂を積み乾燥させる状態を穂積(ほづみ)と呼びますが、これをかつては「すすき」や「すずき」と呼びました。そのため稲紋の使用は鈴木氏と穂積氏に非常に多くみられます。ちなみに鈴木氏は熊野本宮出身であるといわれているため、稲紋以外に「幣紋」や「神楽鈴紋(かぐらすずもん)」を使用する家も多くあります。
また稲紋は稲荷大社でも使用されており、「稲生(いなり)」がその語源と公式で発表されています。
しかし、「いなり」という音のもつ意味は不明瞭であり、後に「稲」「生り」という意味づけを行ったと考えられています。現在、稲荷大社は稲紋を使用していますが、かつては由来や名称不明の乙字に似た紋も使用しており、現在も社内の一部に見られます。
また「幣紋」や「熨斗紋」など、神道に関わるものとの組み合わせが多いのが特徴です。他には稲と関わりが深い「雀紋」と組み合わせて使用されていることもよく見られます。
稲を収穫し、山なりに稲穂を積み乾燥させる状態を穂積(ほづみ)と呼びますが、これをかつては「すすき」や「すずき」と呼びました。そのため稲紋の使用は鈴木氏と穂積氏に非常に多くみられます。ちなみに鈴木氏は熊野本宮出身であるといわれているため、稲紋以外に「幣紋」や「神楽鈴紋(かぐらすずもん)」を使用する家も多くあります。
また稲紋は稲荷大社でも使用されており、「稲生(いなり)」がその語源と公式で発表されています。
しかし、「いなり」という音のもつ意味は不明瞭であり、後に「稲」「生り」という意味づけを行ったと考えられています。現在、稲荷大社は稲紋を使用していますが、かつては由来や名称不明の乙字に似た紋も使用しており、現在も社内の一部に見られます。
稻紋武将
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使用諸家
穂積 鈴木 亀井 稲生 漆原 中条 西尾 漆原 花房 中村 蜂巣 井出 etc -
主な有名人
尺振八(1839年−1886年)【包み抱稻紋】
穂積陳重(1856年−1926年)【變り抱稻の丸紋】
- 派生家紋数
- 約35種
- イメージカラー
- 黄金色
- 検索ヒット数
- 61.4万件
- 家紋使用ランキング
- 34位