器材・建造紋井筒紋・井桁紋
古代より命をつなぐ水の湧く場所は、精霊の宿る場所であり、神を祀る場所であった。
紋章としては井戸に対する信仰的意義で用いられ、徳川四天王・井伊直政の紋で有名。
紋章としては井戸に対する信仰的意義で用いられ、徳川四天王・井伊直政の紋で有名。
-
代表紋
井桁
-
ステータス
-
分布図
由来・解説
命の要である水を敬う
井戸の地上部分を囲むように組まれた井の字形の木組みを井桁、また円形のものを井筒と呼びます。
古代より渇きを癒やして命をつなぐ水の湧く場所は、精霊の宿る場所であり、神を祀る場所として尊ばれてきました。
そのため井戸も神聖な場所とされ、井戸神として『古事記』『日本書紀』にも登場する水神・弥都波能売神(みづはのめのかみ)が祀られるところも多くあります。
また地方によっては、井戸の中に放たれている鯉などは、井戸神であるため、採ることを禁じていることもよくありました。他にも、刃物や金物を投げ込むことや、大声を井戸に向かって発することも禁止されていました。
家紋としては井戸や水に対する信仰的意義をもって用いられたと考えられています。
しかし、徳川四天王と呼ばれた井伊直政が、「井文字(いもじ)紋」から井筒紋に変更した歴史から考えると、もしかすると井筒紋・井桁紋は、「井文字紋」が変化したものの可能性があるかもしれません。
ちなみに家紋の世界では、不思議なことに、正方形に組まれた形状のものを井筒と称し、菱形のものを井桁と称するのも特徴です。
古代より渇きを癒やして命をつなぐ水の湧く場所は、精霊の宿る場所であり、神を祀る場所として尊ばれてきました。
そのため井戸も神聖な場所とされ、井戸神として『古事記』『日本書紀』にも登場する水神・弥都波能売神(みづはのめのかみ)が祀られるところも多くあります。
また地方によっては、井戸の中に放たれている鯉などは、井戸神であるため、採ることを禁じていることもよくありました。他にも、刃物や金物を投げ込むことや、大声を井戸に向かって発することも禁止されていました。
家紋としては井戸や水に対する信仰的意義をもって用いられたと考えられています。
しかし、徳川四天王と呼ばれた井伊直政が、「井文字(いもじ)紋」から井筒紋に変更した歴史から考えると、もしかすると井筒紋・井桁紋は、「井文字紋」が変化したものの可能性があるかもしれません。
ちなみに家紋の世界では、不思議なことに、正方形に組まれた形状のものを井筒と称し、菱形のものを井桁と称するのも特徴です。
井筒紋・井桁紋武将
-
使用諸家
溝口 甲斐 長井 奥山 一井 井伊 平井 河井 酒井 三井 井上 北村 etc -
主な有名人
三井高利(1622年-1694年)【井筒に三文字紋】
安井息軒(1799年-1876年)【三つ盛鞠挟みに井桁紋】
- 派生家紋数
- 約106種
- イメージカラー
- 水色
- 検索ヒット数
- 4.6万件
- 家紋使用ランキング
- 23位