植物紋銀杏紋
杏は樹齢千年を超えるものも多く、非常に長寿の樹木として有名。
歌舞伎役者の片岡家や中村家、市川染五郎も用いている瑞祥紋。
歌舞伎役者の片岡家や中村家、市川染五郎も用いている瑞祥紋。
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代表紋
三つ銀杏
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ステータス
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分布図
由来・解説
千年を超える繁栄を願う
銀杏は世界古来の樹木のひとつであり、その起源は一億五千年前に至るといわれます。非常に長寿の木で、樹齢が千年を超えるものも数多く存在し、生きた化石とも呼ばれています。
銀杏は水分を多く含むため、火災にも強く、炎に焼かれても簡単には枯死しません。そして火災のあとには、一番に新しい芽が出るほどに、生命力が強いのも特徴です。そのため防火林として神社や寺に多く植えられました。
また種を撒いても孫の代になるまで実らないことから「公孫樹(いちょう)」と書かれたり、葉の形が水掻きのある鴨の足に似ていることから「鴨脚樹(いちょう)」とも書かれます。
家紋としては、長寿と生命力の強さから瑞祥的な意義で用いられるようになります。京都の下鴨神社の社家である鴨脚家をはじめ、歌舞伎役者の片岡家や中村家、市川染五郎なども用いていることで有名です。
またその響きから「イチョウ」=「異朝」として、他国の賓客を迎え入れる喜びを瑞祥として表したともいわれています。
葵紋で有名な徳川氏ですが、松平家の三代目・信光の墓所や、家康の父・広忠の墓所には「剣銀杏紋」が刻まれているため、葵紋を使用する前には銀杏紋を使用していた可能性もあると考えられています。
銀杏は水分を多く含むため、火災にも強く、炎に焼かれても簡単には枯死しません。そして火災のあとには、一番に新しい芽が出るほどに、生命力が強いのも特徴です。そのため防火林として神社や寺に多く植えられました。
また種を撒いても孫の代になるまで実らないことから「公孫樹(いちょう)」と書かれたり、葉の形が水掻きのある鴨の足に似ていることから「鴨脚樹(いちょう)」とも書かれます。
家紋としては、長寿と生命力の強さから瑞祥的な意義で用いられるようになります。京都の下鴨神社の社家である鴨脚家をはじめ、歌舞伎役者の片岡家や中村家、市川染五郎なども用いていることで有名です。
またその響きから「イチョウ」=「異朝」として、他国の賓客を迎え入れる喜びを瑞祥として表したともいわれています。
葵紋で有名な徳川氏ですが、松平家の三代目・信光の墓所や、家康の父・広忠の墓所には「剣銀杏紋」が刻まれているため、葵紋を使用する前には銀杏紋を使用していた可能性もあると考えられています。
銀杏紋武将
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使用諸家
飛鳥井 大石 西群 水谷 藤本 鴨脚 岸 林 森 水島 土方 大石 竹村 etc -
主な有名人
椋梨藤太(1805年−1865年)【六つ銀杏紋】
辰野金吾(1854年−1919年)【對ひ銀杏紋】
- 派生家紋数
- 約65種
- イメージカラー
- 銀杏色
- 検索ヒット数
- 67.3万件
- 家紋使用ランキング
- 42位