文様・文字・図符紋引両紋
「引く」ことは線引きを意味し、さまざまな場面で区切りとして使われる。
外界から身を守るための結界を表すため、武家に好まれたのかもしれない。
外界から身を守るための結界を表すため、武家に好まれたのかもしれない。
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代表紋
丸に二つ引
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ステータス
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分布図
由来・解説
内と外を区別する最古の文様
最古の文様は渦巻き文様とされていますが、この「引」を文様とするのであれば、「引」こそが最も古い文様なのかもしれません。
現在においても「引く」ことは線引きを意味し、人間関係の区別や物事の区切りなど、さまざまな場面で使われています。
また家紋としては謎が多く、その名称も引龍、引領、引料、引輛、引両筋など多数あり、現在でも統一した呼称はありません。
ただ「引両」という言葉は『平家物語』に記述があるので、平安時代から存在していると考えられます。
この家紋の由来には単に線を引いたという説や、引両の両は日月精霊を表しており、太陽と月を示す説、両は龍を表す説、陰陽を表す結界説などがあります。
どの説が本来のものであるかは、今なお論争が続いておりますが、実際には矢を防ぐ母衣(ぼろ)に描かれたり、戦場に立てる陣幕や幟に用いられたりしたことが多いようです。
そのため、門柱や鳥居などと同じく、外界から身を守るための結界を表す呪術的要素があったと考えられています。
分布としては関東から東北にかけて多くみられますが、最も多いのは東京都です。
現在においても「引く」ことは線引きを意味し、人間関係の区別や物事の区切りなど、さまざまな場面で使われています。
また家紋としては謎が多く、その名称も引龍、引領、引料、引輛、引両筋など多数あり、現在でも統一した呼称はありません。
ただ「引両」という言葉は『平家物語』に記述があるので、平安時代から存在していると考えられます。
この家紋の由来には単に線を引いたという説や、引両の両は日月精霊を表しており、太陽と月を示す説、両は龍を表す説、陰陽を表す結界説などがあります。
どの説が本来のものであるかは、今なお論争が続いておりますが、実際には矢を防ぐ母衣(ぼろ)に描かれたり、戦場に立てる陣幕や幟に用いられたりしたことが多いようです。
そのため、門柱や鳥居などと同じく、外界から身を守るための結界を表す呪術的要素があったと考えられています。
分布としては関東から東北にかけて多くみられますが、最も多いのは東京都です。
引両紋武将
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使用諸家
足利 新田 三浦 赤松 長野 山名 中條 三淵 最上 由良 今川 畠山 etc -
主な有名人
新田義貞(1301年-1338年)【大中黑紋】
足利尊氏(1305年-1358年)【丸に二つ引紋】
- 派生家紋数
- 約45種
- イメージカラー
- 白色
- 検索ヒット数
- 4.1万件
- 家紋使用ランキング
- 19位