日足

自然紋日足紋

世界各地で見られる太陽信仰に基づき日足紋は発生したとされる。
しかし元来は源氏車紋から転化した紋章ではないだろうか。
  • 代表紋

    十二日足

    十二日足

  • ステータス

    日足_ステータス
  • 分布図

    日足_分布

由来・解説

太陽ではなく車紋のスポーク部分

日足紋は中心に太陽を表す円を描き、放射状に日光を描いたものといわれています。
太陽は古来より世界中で信仰の対象として崇められてきました。日本でも皇室の祖神であり、太陽神である天照大御神(あまてらすおおみかみ)が伊勢神宮に祀られており、国旗として日の丸が制定されています。そのような太陽を家紋とすることは当然といえることです。
しかし、近年の研究によると日足紋は太陽を模ったものではなく、源氏車紋の中の車軸、スポーク部分を抜き出して文様化したものではないかといわれています。
それは日足紋を初めて使用したといわれる龍造寺氏が、自らの祖先とした藤原秀郷流佐藤氏の用いていた源氏車紋を意識して家紋を制定したと考えられるからです。
祖先に配慮して同じ車紋ではなく、その車軸部分を用いたとすれば、日足が太陽ではないことも十分にあり得ます。
ただ、それらの経緯が時の流れの中で失われ、より太陽らしい日足紋が生まれ、現在に残っているのかもしれません。
日足紋は主に北九州の武家に多く用いられていました。そのため、現在もその分布は圧倒的に九州に多いのが特徴です。

日足紋武将

  • 使用諸家
    龍造寺 鍋島 大村 木下 中島 伴野 高木 草野 勝屋 上妻 赤司 etc
  • 主な有名人
    龍造寺隆信(1529年−1584)【龍造寺十二日足紋】
    夢野久作(1889年−1936年 )【十二日足紋】
派生家紋数
約30種
イメージカラー
検索ヒット数
1730万件
家紋使用ランキング
72位

関連紋

主な派生紋

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  • 細輪に尖り日足に水

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    木下日足

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