器材・建造紋祇園守
牛頭天王を祀神とする八坂神社が配布する蘇民将来符や粽を模った紋章。
疫病や厄災から身を守るためのお守りであるが、隠れキリシタンの使用も多い。
疫病や厄災から身を守るためのお守りであるが、隠れキリシタンの使用も多い。
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代表紋
祇園守
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ステータス
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分布図
由来・解説
疫病から身を守るお守り
祇園守紋は、牛頭天王(ごずてんのう)・素戔嗚尊(すさのおのみこと)を祀神とする京都祇園社(現・八坂神社)が配布するお守りを模ったものといわれ、八坂神社の裏紋ともいわれています。
牛頭天王は釈迦が説法を行ったとされる祇園精舎の守護神とされ、日本では神道・仏教と混ざり合い、素戔嗚尊であり、薬師如来でもあり、祇園天神や祇園大明神とも呼ばれました。
ただ一方で、疫病をもたらす疫神としても有名です。祇園祭は元来、疫神である牛頭天王を鎮めるために始まったといわれています。そのため祇園守紋をよく観察すると、その中にさまざまな意図が隠されていることがわかります。
中央下の銀杏のようなものは、笹の葉で作られた厄病・災難除けのお守り「粽(ちまき)」を模っているといわれています。また中央で交差している巻物は「牛頭天王之祭文」のお札であり、背後にある丸輪のようなものは、「茅の輪くぐり」で有名な「茅輪」だと考えられます。
「粽」も「牛頭天王之祭文」も「茅の輪」も、すべて牛頭天王の疫病から身を守るためのお守りです。そのため紋帳では「守(まもり)」の名で掲載されています。
また中央で交差している「牛頭天王之祭文」を十字架に見立て、隠れキリシタンにもよく使用されました。
牛頭天王は釈迦が説法を行ったとされる祇園精舎の守護神とされ、日本では神道・仏教と混ざり合い、素戔嗚尊であり、薬師如来でもあり、祇園天神や祇園大明神とも呼ばれました。
ただ一方で、疫病をもたらす疫神としても有名です。祇園祭は元来、疫神である牛頭天王を鎮めるために始まったといわれています。そのため祇園守紋をよく観察すると、その中にさまざまな意図が隠されていることがわかります。
中央下の銀杏のようなものは、笹の葉で作られた厄病・災難除けのお守り「粽(ちまき)」を模っているといわれています。また中央で交差している巻物は「牛頭天王之祭文」のお札であり、背後にある丸輪のようなものは、「茅の輪くぐり」で有名な「茅輪」だと考えられます。
「粽」も「牛頭天王之祭文」も「茅の輪」も、すべて牛頭天王の疫病から身を守るためのお守りです。そのため紋帳では「守(まもり)」の名で掲載されています。
また中央で交差している「牛頭天王之祭文」を十字架に見立て、隠れキリシタンにもよく使用されました。
祇園守武将
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使用諸家
立花 池田 大友 鍋島 原田 小野 柳原 高山 中川 伊丹 牧村 etc -
主な有名人
立花宗茂(1567年−1643年)【祗園守紋】
小西行長(1558年−1600年)【中結ひ祇園守紋】
- 派生家紋数
- 約45種
- イメージカラー
- 朱殷色
- 検索ヒット数
- 68.5万件
- 家紋使用ランキング
- 71位