文様・文字・図符紋源氏香紋
香木の名を言い当てる遊び・組香の中で、源氏物語を主題にしたものを源氏香と呼ぶ。
源氏物語五十四帖のうち、家紋の使用が確認できるのはわずか十種類のみ。
源氏物語五十四帖のうち、家紋の使用が確認できるのはわずか十種類のみ。
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代表紋
花散里(十一帖)
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ステータス
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分布図
由来・解説
源氏物語全五十四帖を模した紋章
数種類の香木を焚き、その香の名を言い当てる遊びを組香(くみこう)といいますが、その中でも源氏物語を主題にしたものを源氏香と呼びます。
源氏香は江戸時代の享保年間に成立したと考えられており、五種類の香木を焚いて、五本の縦線に横線を組み合わせた図を答えとして示します。
また答えの図は、源氏物語五十四帖のうち、「桐壺」と「夢浮橋」を省いた五十二帖があり、各図には源氏物語の巻名が付いています。
その答えとして示した図が文様となり、家紋になったのが源氏香紋です。ちなみに家紋としては、「桐壺」と「夢浮橋」もあり、五十四帖すべてがそろっています。
しかし全五十四帖のうち、使用が確認できるのはわずか十種類のみです。
江戸時代の寛政年間に作成された『寛政重修諸家譜(かんせいちょうしゅうしょかふ)』には、出羽国秋田藩・佐竹氏や、幕臣の佐々木氏、堀田氏、竹本氏が掲載されていますが、現在では大変稀少な家紋になっており、分布については判明していません。
また源氏香に似せた文様や、文字を方形にデザインした「角字(かくじ)紋」が、源氏香と酷似することもあり、判別は非常に難しいといえます。
五本のツリー型の確認と、使用している家の名字で推測するのが、現状の判別方法です。
源氏香は江戸時代の享保年間に成立したと考えられており、五種類の香木を焚いて、五本の縦線に横線を組み合わせた図を答えとして示します。
また答えの図は、源氏物語五十四帖のうち、「桐壺」と「夢浮橋」を省いた五十二帖があり、各図には源氏物語の巻名が付いています。
その答えとして示した図が文様となり、家紋になったのが源氏香紋です。ちなみに家紋としては、「桐壺」と「夢浮橋」もあり、五十四帖すべてがそろっています。
しかし全五十四帖のうち、使用が確認できるのはわずか十種類のみです。
江戸時代の寛政年間に作成された『寛政重修諸家譜(かんせいちょうしゅうしょかふ)』には、出羽国秋田藩・佐竹氏や、幕臣の佐々木氏、堀田氏、竹本氏が掲載されていますが、現在では大変稀少な家紋になっており、分布については判明していません。
また源氏香に似せた文様や、文字を方形にデザインした「角字(かくじ)紋」が、源氏香と酷似することもあり、判別は非常に難しいといえます。
五本のツリー型の確認と、使用している家の名字で推測するのが、現状の判別方法です。
源氏香紋武将
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使用諸家
佐竹 佐々 堀田 etc -
主な有名人
泉鏡花(1873年ー1939年)【紅葉賀紋】
- 派生家紋数
- 約54種
- イメージカラー
- 楝色
- 検索ヒット数
- 36.8万件
- 家紋使用ランキング
- 78位
関連紋
主な派生紋
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桐壷(一帖)
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關屋(十六帖)
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初音(二十三帖)
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篝火(二十七帖)
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藤裏葉(三十三帖)
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夕霧(三十九帖)
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椎本(四十六帖)
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總角(四十七帖)
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浮舟(四十九帖)
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夢浮橋(五十四帖)