植物紋藤紋
は寿命が長く、垂れ下がる花房の豪華さが好まれためでたい樹木。
平安時代に栄華を極めた藤原氏の代表紋であり、十大紋のひとつ。
平安時代に栄華を極めた藤原氏の代表紋であり、十大紋のひとつ。
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代表紋
下り藤
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ステータス
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分布図
由来・解説
望月の欠けたることもなしと思えば
藤は日本古来の花木で、寿命が長く、垂れ下がる花房の豪華さも好まれ、めでたい木として愛されてきました。また藤の蔓は非常に強く、古代より籠(かご)などの材料として重宝されており、武家では予備の弓弦(ゆづる)を巻く弦巻(つるまき)の材料としても用いられました。
藤の花は平安時代に栄華を極めた藤原氏にちなむこともあり、宮中では藤原氏が実権を握った頃より、藤花を観賞する宴が数多く催されました。
文様としては公家装束や調度品などに用いられ、その後、尚美的な意義で家紋になったと考えられています。
藤紋は藤原氏の代表紋といわれていますが、皇室・皇族・門跡・公家諸家の紋所を記した『雲上明覧(うんじょうめいらん)』には、藤原系公家・97家の内、藤紋を用いるのは五摂家の九条家、二条家、一条家など、わずか7家とのことです。
もちろん藤紋は「藤」が付く姓でよく使われますが、その特徴としては、藤原氏の嫡流から離れれば離れるほど、紋の使用率が上がるという点にあります。つまり自分たちの出自が、藤原氏の血につながることを他家に示すために用いられたと考えられます。
そのため、たとえ藤原系公家に藤紋を使用する家が少なくとも、現代における使用人口比率という見方で考えれば、やはりこの紋は藤原氏の紋だといえるでしょう。
藤の花は平安時代に栄華を極めた藤原氏にちなむこともあり、宮中では藤原氏が実権を握った頃より、藤花を観賞する宴が数多く催されました。
文様としては公家装束や調度品などに用いられ、その後、尚美的な意義で家紋になったと考えられています。
藤紋は藤原氏の代表紋といわれていますが、皇室・皇族・門跡・公家諸家の紋所を記した『雲上明覧(うんじょうめいらん)』には、藤原系公家・97家の内、藤紋を用いるのは五摂家の九条家、二条家、一条家など、わずか7家とのことです。
もちろん藤紋は「藤」が付く姓でよく使われますが、その特徴としては、藤原氏の嫡流から離れれば離れるほど、紋の使用率が上がるという点にあります。つまり自分たちの出自が、藤原氏の血につながることを他家に示すために用いられたと考えられます。
そのため、たとえ藤原系公家に藤紋を使用する家が少なくとも、現代における使用人口比率という見方で考えれば、やはりこの紋は藤原氏の紋だといえるでしょう。
藤紋武将
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使用諸家
藤原 大野 伊丹 由佐 伊賀 小寺 大久保 加藤 内藤 新庄 醍醐 etc -
主な有名人
黒田官兵衛(1546年−1604年)【左藤巴紋】
後藤又兵衛(1560年−1615年)【下り藤紋】
- 派生家紋数
- 約110種
- イメージカラー
- 藤色
- 検索ヒット数
- 709万件
- 家紋使用ランキング
- 5位