植物紋丁子紋
非常に強い香気がある植物で、別名「百里香」という。
香の力を用いて邪を払ったと考えられ、宝尽文様のひとつにもなる縁起物。
香の力を用いて邪を払ったと考えられ、宝尽文様のひとつにもなる縁起物。
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代表紋
違ひ丁子
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ステータス
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分布図
由来・解説
香辛料から生まれた瑞祥紋
丁子は非常に強い香気がある植物で、開花前のつぼみを乾燥させたクローブと呼ばれる香辛料が有名です。
原産はインドネシアですが、五~六世紀頃には日本に輸入されており、正倉院の宝物の中に当時輸入された丁子が現在も保管されています。
また名前の由来は、丁子の花のつぼみが釘に似た形をしているので、中国で釘を意味する「丁字」の文字が当てられ、日本では「丁子」という字になりました。
当時はお香や邪気払いとしてその香りが重宝されました。時代が下ると、丁子から採れる油が日本刀のさび止めに効果があると重宝され、他にも生薬や漢方として用いられるようになります。
中国では磁器の壺や絵皿にたくさん見られる吉祥文様の雑宝のひとつであり、日本でも非常に縁起がよいとされる宝尽文様のひとつに数えられています。そのため瑞祥的意義をもって家紋に用いられるようになりました。
家紋の分布としては九州がほとんどですが、遠く離れた富山県でも使用が多くみられます。
もしかすると、富山の名産である薬のひとつとして、丁子が扱われていたのかもしれません。
原産はインドネシアですが、五~六世紀頃には日本に輸入されており、正倉院の宝物の中に当時輸入された丁子が現在も保管されています。
また名前の由来は、丁子の花のつぼみが釘に似た形をしているので、中国で釘を意味する「丁字」の文字が当てられ、日本では「丁子」という字になりました。
当時はお香や邪気払いとしてその香りが重宝されました。時代が下ると、丁子から採れる油が日本刀のさび止めに効果があると重宝され、他にも生薬や漢方として用いられるようになります。
中国では磁器の壺や絵皿にたくさん見られる吉祥文様の雑宝のひとつであり、日本でも非常に縁起がよいとされる宝尽文様のひとつに数えられています。そのため瑞祥的意義をもって家紋に用いられるようになりました。
家紋の分布としては九州がほとんどですが、遠く離れた富山県でも使用が多くみられます。
もしかすると、富山の名産である薬のひとつとして、丁子が扱われていたのかもしれません。
丁子紋武将
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使用諸家
三條西 押小路 松平 土井 真﨑 甲藤 栗須 望月 鎌田 駒倉 藤崎 etc -
主な有名人
英一蝶(1652年−1724年)【五つ丁子紋】
三条西季知(1811年−1880年)【八つ丁子車紋】
- 派生家紋数
- 約58種
- イメージカラー
- 丁子色
- 検索ヒット数
- 12.9万件
- 家紋使用ランキング
- 36位