植物紋牡丹紋
牡丹は花の中の王、「百花王」として知られ、伝説の動物・獅子に添えることが多い。
家紋としては摂家の近衛家・鷹司家が使用する由緒正しい格式の高い紋。
家紋としては摂家の近衛家・鷹司家が使用する由緒正しい格式の高い紋。
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代表紋
落ち牡丹
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ステータス
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分布図
由来・解説
菊・桐・葵に次ぐ格式高き紋
牡丹は大きく鮮やかな花を咲かせることから観賞用として、聖武天皇の時代に中国から輸入されました。
原産国の中国では、花の王と尊ばれ、富貴の象徴でもあるため「百花王(ひゃっかおう)」や「富貴花(ふうきか)」という別名もあります。
また百花王である牡丹は、伝説の神獣・獅子と共によく描かれます。
百獣の王である獅子ですが、一つだけ弱点があります。それは自身の中に潜む害虫です。この害虫は獅子の体毛に棲み、獅子の身を食い破りますが、牡丹の花からしたたり落ちる夜露にあたると死ぬといわれています。
そのため獅子は牡丹の花の下で休むといわれるようになり、共に描かれるようになりました。この話を元にした「唐獅子牡丹(からじしぼたん) 」や「牡丹獅子」などの家紋も存在します。
文様としては着物を始め、陶磁器や漆器、家具などに多数描かれ、家紋としてはその美しさから尚美的な意味合いで用いられるようになりました。
公家では天皇家に次ぐ五摂家の近衛家や鷹司家での使用が有名です。
江戸時代には「菊紋」、「桐紋」、「葵紋」に次いで権威がある紋として使用が制限されていました。武家では薩摩の島津氏や仙台の伊達氏などの大名家が使用した紋です。そのため一般的には、稀少な家紋のひとつといえるでしょう。
原産国の中国では、花の王と尊ばれ、富貴の象徴でもあるため「百花王(ひゃっかおう)」や「富貴花(ふうきか)」という別名もあります。
また百花王である牡丹は、伝説の神獣・獅子と共によく描かれます。
百獣の王である獅子ですが、一つだけ弱点があります。それは自身の中に潜む害虫です。この害虫は獅子の体毛に棲み、獅子の身を食い破りますが、牡丹の花からしたたり落ちる夜露にあたると死ぬといわれています。
そのため獅子は牡丹の花の下で休むといわれるようになり、共に描かれるようになりました。この話を元にした「唐獅子牡丹(からじしぼたん) 」や「牡丹獅子」などの家紋も存在します。
文様としては着物を始め、陶磁器や漆器、家具などに多数描かれ、家紋としてはその美しさから尚美的な意味合いで用いられるようになりました。
公家では天皇家に次ぐ五摂家の近衛家や鷹司家での使用が有名です。
江戸時代には「菊紋」、「桐紋」、「葵紋」に次いで権威がある紋として使用が制限されていました。武家では薩摩の島津氏や仙台の伊達氏などの大名家が使用した紋です。そのため一般的には、稀少な家紋のひとつといえるでしょう。
牡丹紋武将
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使用諸家
近衛 鷹司 高倉 高丘 難波 田能村 佐分 杉 南部 伊達 島津 鍋島 etc -
主な有名人
荒木村重(1535年−1586年)【大割牡丹紋】
陸奥宗光(1844年−1897年)【仙台牡丹紋】
- 派生家紋数
- 約95種
- イメージカラー
- 牡丹色
- 検索ヒット数
- 841万件
- 家紋使用ランキング
- 61位