植物紋南天紋
その名から、江戸時代には「難を転ずる」に通じ、縁起のよい木とされた。
江戸時代以前に使用された形跡はなく、栽培の流行に合わせて生まれた紋といえる。
江戸時代以前に使用された形跡はなく、栽培の流行に合わせて生まれた紋といえる。
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代表紋
三つ葉南天
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ステータス
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分布図
由来・解説
邪気を払う小さな赤き実
南天は中国原産の植物で、初夏に白い花を咲かせ、晩秋から初冬にかけて赤色の小さな果実をつけます。
漢名の「南天燭(なんてんしょく)」が略されて、南天と呼ばれるようになりますが、その名から江戸時代には「難転」即ち「難を転ずる」に通ずる縁起のよい木として人気が出ました。
また赤い実をつける見た目の可愛らしさから、盛んに栽培されて園芸植物として流行します。
南天の葉は「南天葉(なんてんよう)」という生薬で、健胃、解熱、鎮咳などの作用があったため重宝されました。加えて抗菌作用もあるため、食品の防腐と彩りも兼ねて弁当にも飾られたようです。
また赤い実はいつまでも落果しないことから、めでたい印とされ、現在でも長寿、厄除けとして祝賀のときに用いられます。
他にも柊とともに、鬼門の方角に植えると邪気を払う効果があるともいわれています。
家紋としては、葉だけを描くものと、葉と実を描くものがありますが、江戸時代以前に使用された記録は見当たりません。
また家紋の使用についても氏族的なつながりはみられないため、江戸時代以降に愛好家によって生み出され、瑞祥的意義をもって用いられたと思われます。
漢名の「南天燭(なんてんしょく)」が略されて、南天と呼ばれるようになりますが、その名から江戸時代には「難転」即ち「難を転ずる」に通ずる縁起のよい木として人気が出ました。
また赤い実をつける見た目の可愛らしさから、盛んに栽培されて園芸植物として流行します。
南天の葉は「南天葉(なんてんよう)」という生薬で、健胃、解熱、鎮咳などの作用があったため重宝されました。加えて抗菌作用もあるため、食品の防腐と彩りも兼ねて弁当にも飾られたようです。
また赤い実はいつまでも落果しないことから、めでたい印とされ、現在でも長寿、厄除けとして祝賀のときに用いられます。
他にも柊とともに、鬼門の方角に植えると邪気を払う効果があるともいわれています。
家紋としては、葉だけを描くものと、葉と実を描くものがありますが、江戸時代以前に使用された記録は見当たりません。
また家紋の使用についても氏族的なつながりはみられないため、江戸時代以降に愛好家によって生み出され、瑞祥的意義をもって用いられたと思われます。
南天紋武将
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使用諸家
楠原 清家 南 松野 白沢 久根下 滝本 金城 神保 etc -
主な有名人
個人特定不可
- 派生家紋数
- 約22種
- イメージカラー
- 朱色
- 検索ヒット数
- 55.7万件
- 家紋使用ランキング
- 75位