器材・建造紋唐團扇紋
軍神であり陽炎の化身とされる摩利支天が用いた唐団扇。
摩利支天信仰に基づき、武家に愛された紋章として有名。
摩利支天信仰に基づき、武家に愛された紋章として有名。
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代表紋
唐團扇
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ステータス
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分布図
由来・解説
軍神・摩利支天が用いた唐団扇
団扇の歴史は古く、古代エジプトの壁画にもその存在は記されており、日本でも弥生時代の出土品として木製の団扇が発見されています。
その役割もさまざまで、風を送る以外にも、儀礼的役割や自らの威儀を示すため、戦争の指揮や豊作祈願、占いなど多岐にわたって使用されています。
また団扇は中国三大宗教のひとつである道教の八仙の一人・鍾離権(しょうりけん)の持ち物でもあります。この団扇には死者をよみがえらせる力があったことから、瑞祥的な意義がある文様として愛されました。
仏教においては、聖獣・猪に乗り、陽炎の化身とされる軍神・摩利支天(まりしてん)が唐団扇を用いたといわれています。
そのため武士は摩利支天の恩恵にあずかるために、戦場では軍団采配に唐団扇を使うと同時に、実用として矢玉を防ぐ武具として使用しました。
ちなみに実物の軍配団扇には十二の方角と月星が描かれ、装飾には将軍星を示す松がよく使用されています。これは摩利支天にあやかるだけでなく、軍団を采配するときに、方角を確かめる実用性も兼ねていると考えられます。
そのため家紋でも星を表す北斗七星や九曜、また松などと一緒に描かれるものが多く存在しています。
その役割もさまざまで、風を送る以外にも、儀礼的役割や自らの威儀を示すため、戦争の指揮や豊作祈願、占いなど多岐にわたって使用されています。
また団扇は中国三大宗教のひとつである道教の八仙の一人・鍾離権(しょうりけん)の持ち物でもあります。この団扇には死者をよみがえらせる力があったことから、瑞祥的な意義がある文様として愛されました。
仏教においては、聖獣・猪に乗り、陽炎の化身とされる軍神・摩利支天(まりしてん)が唐団扇を用いたといわれています。
そのため武士は摩利支天の恩恵にあずかるために、戦場では軍団采配に唐団扇を使うと同時に、実用として矢玉を防ぐ武具として使用しました。
ちなみに実物の軍配団扇には十二の方角と月星が描かれ、装飾には将軍星を示す松がよく使用されています。これは摩利支天にあやかるだけでなく、軍団を采配するときに、方角を確かめる実用性も兼ねていると考えられます。
そのため家紋でも星を表す北斗七星や九曜、また松などと一緒に描かれるものが多く存在しています。
唐團扇紋武将
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使用諸家
児玉 粟生田 富田 矢島 真下 奥平 小幡 阿佐美 倉賀野 本庄 猪俣 etc -
主な有名人
児玉源太郎(1852年-1906年)【唐團扇笹紋】
加藤高明(1860年-1926年)【六つ唐團扇紋】
- 派生家紋数
- 約40種
- イメージカラー
- 朱色
- 検索ヒット数
- 65万件
- 家紋使用ランキング
- 54位