自然紋浪紋
古来より怒濤渦巻く荒波は、海神の怒りとして畏れられた。
美濃の油売りから一国の主になった齋藤道三が用いたことで有名。
美濃の油売りから一国の主になった齋藤道三が用いたことで有名。
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代表紋
對ひ浪
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ステータス
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分布図
由来・解説
寄せては引く用兵の妙
波は水面の周期的な運動で、千変万化する自然現象です。風によって起きる浪を波浪(はろう)と呼び、船が走ることで後方に起きる波は引き波、地震によって起きる波は津波と呼ばれます。
古来、波は海神の体現と考えられていました。穏やかなときは恩恵を与える慈悲深い存在ですが、一旦その怒りに触れると、荒波として姿をあらわし、全てを無に帰す存在として非常に畏れられていました。
文様としては、波が連続する青海波(せいがいは)が多く描かれています。これは広い海がもたらす恩恵を感じさせる文様で、無限に広がる波の文様に未来永劫の願いと、人々の平安な暮らしへの願いが込められた縁起のよい文様として愛されています。
一方、家紋では激しい飛沫を上げる様子を描いた立浪紋が主流です。これは波の途絶えることのない永久性と、寄せては引く用兵の妙に通じることから尚武的な意義で、多くの武家に愛されました。
戦国時代に下剋上の体現として恐れられた美濃の齋藤道三が個人として用いたことや、キリシタン大名の高山右近が用いたことでも、よく知られています。
図案としては、波だけでなく、千鳥や兎、水車や日の丸扇、月などと共に描かれることもよくあります。
古来、波は海神の体現と考えられていました。穏やかなときは恩恵を与える慈悲深い存在ですが、一旦その怒りに触れると、荒波として姿をあらわし、全てを無に帰す存在として非常に畏れられていました。
文様としては、波が連続する青海波(せいがいは)が多く描かれています。これは広い海がもたらす恩恵を感じさせる文様で、無限に広がる波の文様に未来永劫の願いと、人々の平安な暮らしへの願いが込められた縁起のよい文様として愛されています。
一方、家紋では激しい飛沫を上げる様子を描いた立浪紋が主流です。これは波の途絶えることのない永久性と、寄せては引く用兵の妙に通じることから尚武的な意義で、多くの武家に愛されました。
戦国時代に下剋上の体現として恐れられた美濃の齋藤道三が個人として用いたことや、キリシタン大名の高山右近が用いたことでも、よく知られています。
図案としては、波だけでなく、千鳥や兎、水車や日の丸扇、月などと共に描かれることもよくあります。
浪紋武将
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使用諸家
小栗 大木 北山 河野 曽我 本康 岩城 平井 島崎 松田 etc -
主な有名人
齋藤道三(1494年−1556年)【二頭立浪紋】
小栗忠順(1827年−1868年)【丸に五頭立浪紋】
- 派生家紋数
- 約40種
- イメージカラー
- 青色
- 検索ヒット数
- 505万件
- 家紋使用ランキング
- 51位